日本反射材普及協会
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反射材の原理

反射材は、再帰反射という性質を持つ素材です。再帰反射とは、ふつうの反射と異なり光がどのような方向から当たっても光源に向かってそのまま反射するように光学的に工夫した反射方法です。
これを身に付けておりますと、車のヘッドライトの光が当たると、その光は、光源である自動車に向かってそのまま反射されます。 このため、本人にはその効果を確認することが出来ませんが、ドライバーからは、非常によく光って見えるわけです。
反射材は、大きく分けてガラスビーズタイプ、プリズムタイプがあります。

反射材の原理:図表

夜間の視認性

ドライバーから見た歩行者への視認性と車の停止距離

夜間運転者から歩行者が見える距離は衣服の色によって異なります。
車のヘッドライトを下向きにしたとき、黒っぽい色で約26m、明るい色で約38mとされています。
運転者が歩行者を発見して車が止まれるまでの距離は、乾いた路面を時速60kmで走行していて約44mですから、明るい服装でも交通事故に遭う危険性があります。 反射材を身につけている場合は約57m以上の視認性がありますから、反射材を身につけていないときと比べ安全性が格段に高くなります。